品性を磨く365日

品性・知性・教養を磨くのが人生のテーマ

【本のきろく★★★★】東京すみっこごはん


こんばんは、



昨日は名古屋市内にある

ブックカフェとホテルが併設されている

「ランプライトブックスホテル」

というホテルに宿泊してきました。



昨年オープンしたそうで、とにかく綺麗、おしゃれ。



1階の書店とカフェは24時間営業で、

好きな本をホテルの室内に持ち込むこともできます。



本は"旅"と"ミステリー"をテーマにした本が主に取り揃えられていました。



私が宿泊した室内には「ミッケ」が置いてあり、思わず夢中になってしまいました。




普段も仕事終わりなど使えそうなので、また行きたいと思います。


家が近ければ、

夜飲んだ後や、早朝の朝活に利用してもよさそうです。






さて、本日はこちらの本。読了です。



「東京すみっこごはん」成田名璃子


東京すみっこごはん 楓の味噌汁 (光文社文庫)

東京すみっこごはん 楓の味噌汁 (光文社文庫)



シリーズものの本で、第四弾になります。



私はこの本のシリーズがだいすきで、
一冊目から何度も愛読しています。


一冊の中にショートストーリーがいくつか入っていて、一話完結なのですが、
全体としては繋がっているお話になっているので、はじめから読まれることをお勧めします。



さて、舞台は東京のとある下町の中にひっとりと佇む古民家。



少し変わったルールのある「共同台所」です。



ここは、みんなで集まり、当番で選ばれた誰かの手作りごはんを食べる場所。
そして、つくるメニューはレシピノートから選ばなければならない、
という変わった場所なんです。


みんな、というのは、
常連さんでも、ふらっと立ち寄った方でも誰でもありです。




この、共同台所「すみっこごはん」を舞台に、
訪れる様々な人の悩みや、葛藤をリアルに描き、
共同台所で作るごはんや出会う人々を通して変わっていく様子を描いた物語です。



私がこの本を好きな理由は、
登場人物がどこにでもいそうな人たちばかりで、抱えている問題がとても現実的で、
共感できるところが非常に多いところです。      




きっと読まれるみなさんも、誰かしらに自分を照らし合わせて読むことができることと思います。


例えば、
親子問題を抱えている人
会社で見栄を張って、彼氏がいるフリや、お弁当を作っているフリをしているひと
インスタ投稿のために自分を偽っている人
貧乏が原因で進学を悩み、自分を押し殺している中学生

など。


自然と感情移入できて、
気がつくとほろっと涙してしまうような気持ちにさせられます。





そしてもうひとつこの本を好きな訳は、
登場するレシピがとっっっても美味しそうだということです。笑




作る工程がとても丁寧に描かれているのですが、
これを読むと、わたしも丁寧に愛情込めて料理をしようという気持ちになります。



読んでいるだけで、しあわせな気持ちになれるような料理の数々が描かれています。




先日も同じような料理をメインとした小説を読みましたが、
わたしの中で(今まで)、ここまで心あたたまり、好きになれる本は、正直このシリーズだけです。



シリーズ四作目まで読みましたが、
登場人物みんなのことが今ではもう愛おしか思います。




あたたかなご飯と、人のあたたかみ、
人はこれだけでうんと幸せになれるのではないかと
そんな風に思える作品です。




ぜひ、少し肌寒くなってきたこの季節に。




私のオススメの本でした。




それでは。